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医薬系トピックス

バイオ後発薬 技術相互補完 富士フィルム・協和発酵キリンが提携発表

富士フィルムと協和発酵キリンは16日、バイオ医薬品の開発と製造で提携すると発表した。2012年寄をめどに折半出資で子会社を設立、特許が切れた他社のバイオ医薬品と有効性や安全性が同じ「バイオシミラー(バイオ後発薬)」の開発と製造に参入する。細胞培養や製造工程管理など得意な技術を出し合い、需要が拡大するバイオ医薬品事業を強化する。
新会社は30~40人で発足し、両社同数の社員が出向する。資本金の総額や社長の人選、本社所在地などは今後詰める。13年に最初のバイオ後発薬の臨床試験(治験)入りを目指す。
 バイオ後発薬は10年の市場規模が業界推定で約200億円。15年には10倍の約2000億円に急拡大し、その後も成長が続く見通しだ。治験開始から4~6年後の発売が一般的とされ、「新会社の最初の製品が出るのは10年代後半」 (国内製薬会社)との見方が多い。
新会社の製品はまず国内で販売し、将来は海外での開発や販売も視野に入れる。
 「バイオ医薬品は開発や製造が難しい。(既にバイオ新薬で実績がある)協和発酵キリンと組めば信頼性の高い製品を発売できる」 (富士フィルムの古森重隆社長)。
「当社は細胞系の技術が得意だが、ものづくりが若干弱い」 (協和発酵キリンの松田譲社長)。16日記者会見した両社の社長は、相手方の技術が自社を補完すると□をそろえた。
 富士フィルムグループは医療用医薬品や内規鏡など医療関連事業を手掛ける。同事業の売上高は11年3月期で2677億円と全体の1割強。塩野義製薬(2823億円)など製薬準大手の売り上げ規模に匹敵するが、19年3月期には1兆円に拡大する計画を進める。
 富士フィルムで医薬品事業部長を務める戸田雄三常務執行役員は「提携で当社は低分子合成薬からバイオ薬、医療機器、後発薬までそろい、本格的に成長を目指す段階に入った」と述べた。
  一方、協和発酵キリンは抗体医薬品を中心にバイオ新薬を開発しているが、バイオ後発薬はバイオ新薬より販売価格が安い。生産コスト抑制と高度な製造工程管理の両立が必要なため、富士フィルムのものづくりの技術が必要と判断した。両社は状況に応じ、バイオ新薬などでの協業も検討する。
 両社の提携について市場では「日本でバイオ後発薬を手掛けるのは小規模の製薬会社に限られていた。日本企業の中では有力メーカーになる」(国内証券)との見方が多い。
ただ「グローバル展開するには規模が小さく、提携企業の一段の拡大が必要」 (別の国内証券)との指摘もある。
バイオ医薬、世界で主流に
世界の医薬品市場では化学合成薬からバイオ医薬品に主流が移りつつある。調査会社セジデム・ストラテジックデータ(大阪市)によれば2010年の世界の医薬品売上高ランキングで、上位10製品のうち5製品がバイオ薬だった。化学合成の大型薬は特許切れで販
売減が続いており、今後はバイオ薬の占める割今が一段と高まる見通しだ。
 売上高上位のバイオ薬はすべて欧米の製薬大手が生み出した製品だ。日本の大手各社は国内での開発販売権を獲得し、追随している状態にある。世界市場で通用するバイオ薬を開発できていない。
 武田薬品工業は米アムジェンなどのリウマチ薬「エンブレル」の権利を得て日本で収益源にしている。長谷川閑史社長は「日本企業は1990年代に低分子合成で複数の大型薬を出した。この成功体験が研究開発の主体をバイオ薬に移すのが遅れる原因になった」と指摘する。
自前でバイオ薬を手掛ける協和発奮キリンは、今回の提携によって富士フィルムの技術を取り入れ、競争力の向上につなげる考えだ。
 業界では両社の提携を機に[日本企業同士がバイオ関連の得意技術を持ち寄って、欧米勢への遅れを取り戻そうとする動きが本格化する」 (国内製薬会社)との見方も出ている。

2011.12.15

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