Career V International Ltd.
World Map
キャリア転職・就職支援、求人情報サイト
|
 ホーム 
|
 お問い合せ 
|
 サイトマップ 
|
 個人情報保護方針 
|
 English Version 

金融系トピックス

最大級ヘッジファンド創業者 「歴史分析し危機予測」 ベイブリッジウォーター・アソシエーツ レイ・ダリオ氏

 運用資産残高で世界最大級のヘッジファンド、米ブリッジウオーター・アソシエーツを率いるレイ・ダリオ氏が日本経済新聞の取材に応じた。欧州危機の到来をいち早く予測、歴史を踏まえたマクロ経済分析で為替や債券に投資し、金融危機の混乱のなかで安定した収益を上げた。
 -―金融危機後も着実な収益を確保した。
  「1960年代から投資を始めたが、71年の金融システムの崩壊(ドルと金の交換停止)、73年の石油危機など初めての出来事を多く体験してきた。だが、そうした出来事は自分にとっては初めてでも、歴史を振り返れば同じようなことが起きていた。経験則に頼らずに、過去の歴史を振り返ることで今起こっていることが見えてくる」
 --危機時に何に投資し利益を上げたのか。
  「信用リスク、流動性リスクのある商品を避け、金融危機時にも比較的好調な収益を出せる投資資産に資金を振り向けた。安全な国債は金利が低下する(価格は上昇)と見込んで米国債、ドイツや英国、日本など信用リスクのない国の債券に投資。安全通貨の円、スイスフランを買い、金にも投資した。サブプライム危機時に既に欧州債務危機が起こると予想したので欧州の信用リスクのある国の債券は避けた」
 --欧州危機の深刻化などに備え投資家がすべきことは。
「分散投資の一環として投資資産の10%程度を金に振り向けることだ。長期的には新興国市場の通貨へ資金を振り向けるのもいい。先進国の通貨は(債務問題などで)長期的には下落が避けられないからだ。ただ、欧州銀に資金調達を依存している新興国も多く、債務
危機で欧州銀が資金を引き揚げれば、(短期的には)それらの国には打撃になる可能性がある」
 --世界経済・金融情勢の不安は。
 「最大の懸念は欧州債務危機が制御不能な状態になること。今後数年以内に起こる確率は30%程度とみるが、そうなった場合、富者と貧者の社会的闘争が起こったりするリスクかおる」
 --日本の債務問題は懸念すべきか。
  日本はギリシャとは違うが、高齢化進展で貯蓄取り崩しが加速すれば、日本国債の需給バランスは崩れる。紙幣増刷による量的緩和で、円安にすることが負債圧縮につながる。何もしなければ今後2~3年で日本の債務問題は深刻な状況になるだろう」
 --米景気の見方は。
 「かなり大規模な量的緩和で(需要減に伴うデフレ懸念とインフレ圧力の)バランスをうまくとった。現在の米景気は大恐慌後の33~37年のリフレーション(意図的なイ
ンフレ喚起策)の時代と似ている。しかし、おそらくあと8~10年は低成長が続くだろう。あと1年半ほどで家計のバランスシートが正常化すると発言した米銀経営者がいるが、大きな問違いだ」

2012.05.03

Career V International Ltd.

キャリアVインターナショナル社

〒141-0032 東京都品川区大崎 3-15-11
E-Mail : TEL : 03-5487-1285
URL : http://www.careerv.com/
QRコード
Copyright© 1997-2017 Career V International Ltd. All rights reserved.