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企業トピックス

IBM進化する名門「データ爆発」の波をつかむ。

  IBMが快進撃を続けている。ハードからソフト・サービスに軸足を大胆に移す改革が実を結び、2012年1~3月期は10四半期連続の増収増益となった。株価は3月、上場以来初めて200ドルを突破。時価総額は2310億ドル(約19兆円)と、この10年で5割増加した。1月にバージニア・ロメッティ氏が最高経営責任者(CEO)に就任し、新体制に移行したIBMはどこに向かうのか。
 前任のサミュエル・パルミサーノ氏が進めた「ハードからソフト・サービスヘ」という高付加価値路線を継続する。15年までの「ロードマップ」で掲げた「クラウドコンピューティング」事業の拡大など4つの重点戦略を堅持する。新興市場の開拓などグローバル展開で役割が増している代理店との関係を一層深める。3つの「変わらないこと」を挙げた上で、ロメッティ氏はIT(情報技術)を巡って起きている「2つの大きな変化への対応を強化する方針を示した。
行政や病院にも
 1つは「ビッグデータ」と呼ばれる、企業などが扱うデータ量の爆発的な増加。もう1つは企業のマーケティング責任者や、財務責任者、市長、警察署長、病院長など、これまでITとは縁遠かった「新しい顧客」の広がりだ。
 トップ就任から最初の60日間で、ロメッティ氏が会った顧客企業のCEOは世界で1OO人。共通していたのは、「あらゆる産業で、データをどれだけ使いこなせるかが勝者と敗者を分ける」という認識だったという。
 インターネットや携帯電話、全地球潮位システム(GPS)、無線ICタグ、スマートメーターなどの普及で、世界中で生み出されるデータ量は5年ごとに10倍の勢いで急増。しかも、その8割は文章や動画像、センサー情報など従来のコンピューターシステムでは管
理や分析が難しい「非構造化データ」が占める。
 IT各社はビッグデータの管理や分析に適した新たなハードやソフトを競うように発売。米調査会社IDCは、10年に世界全体で32億ドル(約2600億円)だったビッグデータ市場の規模が、15年には5倍の169億ドルに拡大すると予測する。
 IBMは顧客企業が抱えるデータを分析し、経営判断に役立てる「ビジネス・アナリティクス(事業分析)」の分野だけで、全世界に9000人のコンサルタントを展開。世界2000都市で公共サービスや社会インフラの向上をITで支援する
 「スマーター・プラネット」事業も含め、提供するサービスの質、量でライバルを圧倒する。
100万冊分3秒で
 ビッグデータを読み解く力や、新たな顧客を開拓する力で築いたリードをさらに広げる「切り札」と位置付けるのが、IBMのソフトとハード双方の技術力の粋を集めた質問応答システム「ワトソン」だ。
 IBM研究所の特命チームが4年の歳月をかけて開発したワトソンは、定型文やキーワードではなく、自然な文章で与えられる質問を理解し、書籍に換算して100万冊分の膨大なデータを3秒以内に分析して答えを導き出す能力を持つ。11年2月、米人気クイズ番組で人間の歴代チャンピオン2人に快勝し、その実力の一端を見せた。
 米国ではすでに医療保険大手ウェルポイントや金融大手シティグループがワトソンの導入を決定。医療や金融に関する知識を学習させ、医師や銀行の営業担当者といった最前線で活躍する人々の「知恵袋」として、最適な治療法の選択や顧客サービスの向上などに役
立てるという。
  「集計するのが仕事だった1900年代初頭のコンピューターが第1世代とすれば、プログラムできるようになった60年代のコンピューターが第2世代。そして第3世代は自ら学習し、提案する。ワトソンはそのはしりであり、ビジネスを大きく変えることになる」 (ロメッティ氏)
  パソコン時代の終焉(しゅうえん)を予見したIBMは、新たなコンピューティングの波を見据えて動き出している。

2012.04.21

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